背景
以前、Pixel 3a 購入記念にスマホやタブレットの HDR の 実力を調べる簡単なテストパターンを作った。
その応用で、WCG(Wide Color Gamut) の実力を調べるパターンを作った。 まだまだ改良すべき点は多いが、ひとまず第一弾が出来たので記事に書いておく。
作成物
作ったパターンを以下の表1の左側に示す。D65 から BT.2020 の Gamut に向かって徐々に彩度が高くなるパターンとなっている。また、パターンは市松模様となっており内側の色域(今回の例ではBT.709)を超えた部分は、色域変換すると潰れるように細工した。
オリジナル(BT.2020色域) | BT.2020 --> BT.709 変換後 |
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図1 作成したテストパターン
今後の展望
現状のパターンは「3x3 の Matrix を使った単純な色域変換」の場合でしか、色域外の市松模様が潰れない仕様となっている。ITU-R BT.2407 のような Gamut Mapping が行われた場合にも、市松模様が潰れるような仕様を検討したい。