目的
- CIE 1931 表色系の等色関数に関して以下の疑問点を解決する
- 正式な等色関数の値はどのドキュメントに記載されているのか?
- 波長幅は 1nm と 5nm の2種類があるが、なぜ2種類あるのか?
- D光源(※)に関して以下の疑問点を解決する
- 計算に使う固有ベクトル S0, S1, S2 の正式な値はどのドキュメントに記載されているのか?
- 波長幅は 10nm, 5nm, 1nm と複数種類ある理由は?
※CIE Standard Illuminant Series D のこと。長いのでD光源と略している(筆者独自表記)
背景
以前から D65光源下での ColorChecker の RGB値をスペクトルから計算したいと思っていた。 しかし、恥ずかしながら筆者はスペクトルからRGBを算出したことがなかったため、 正しい手法で計算できるよう基礎的な情報を集めることにした。
結論
CIE 1931 表色系
等色関数が記載された正式なドキュメント
- CIE S 014-1[1]
波長幅が 1nm と 5nm の2種類がある理由
- 1nm は 5nm を補間処理により生成したもの <要出典>
- 補間アルゴリズムは Sprague Interpolation <要出典>
D光源
固有ベクトル S0, S1, S2 の正式な値が記載されたドキュメント
- CIE 015:2018<要確認>
- CIE 015:2004[2] は中身を確認したけど、CIE 015:2018 は中身を見たことがない
波長幅が複数種類ある理由
- オリジナルは10nmだが[3] 線形補間により 5nm, 1nm のデータも作られているため
感想
全然わからない。俺は雰囲気でスペクトルからRGB値を計算しようとしている。
新事実が判明したら記事は更新する予定。
参考文献
[1] CIE S 014-1/E:2006, "CIE Colorimetry - Part1: Standard Colorimetric Observers"
[2] CIE 015:2004, "Colorimetry 3rd edition"
[3] 太田 登, "色彩工学 第2版", 2001