toruのブログ

月1くらいで記事書きたい。

4k2kとWQHDのマルチモニター環境構築

もくじ

  • はじめに
  • 結論
  • 詳細
  • 残された課題

はじめに

先日、4k2k(3840x2160)のモニターを購入した。これまで使用していたWQHD(2560x1440)のモニターとデュアルモニター構成にしたが、色々と設定に手間取ったので備忘録として記しておく。

なお、PCおよびモニターのスペックは以下の通りである。

項目
CPU Core i7-4770
グラボ Intel HD Graphics 4600(CPU内蔵)
OS Windows 8.1
メインモニター EIZO EV3237(3840x2160)
サブモニター EIZO EV2736-FS(2560x1440)

結論

4k2kモニターの設定には色々と問題があった。ぞれぞれの問題に対する解決策を以下に示す。

課題 解決策 詳細(概要)
ウィンドウや文字が小さい OSのDPIスケーリング有効化 Per-Monitor dpi、左から3番目のツマミ(150%相当)
ウィンドウや文字がぼやける アプリごとのDPIスケール設定を無効化 Chrome, Clover, Leeyesに適用
文字が滑らかじゃない MacTypeをインストール プロファイルはdefaultを使用
ニコ動がカクカクする ChromeFlashプラグイン変更 NPAPIを使用(PPAPIは無効化)
ニコ動がまだカクカクする ニコ動のパフォーマンス設定変更 ハードウェアアクセラレーションを有効化
サブモニターだとTweetDeck(Chromeアプリ)の表示が大きすぎる Chrome側で画面を縮小 OSが150%に拡大したWindowをChromeで67%に縮小して表示

ニコニコ動画の設定に関しては、本当にこれで良いのか自信がありません。普通はPPAPIを有効化するべきだと思うんですけど…。

詳細

ウィンドウや文字が小さい

4k2kモニターはドットが細かすぎるため、Windows7以降に搭載されているDPIスケール機能を使って画面を拡大表示することにした。Windows8.1ではモニター毎に拡大率を変更できる『Per-Monitor dpi』という機能があるためこれを利用した。
具体的な設定値は結論を参照。

文字がぼやける

OSのDPIスケール機能を使うと色々とボケボケな画面になる。これを回避するために『高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする』を有効にした。具体的なやり方は省略する(ググれば直ぐに出てくる)。
※ちなみに、Clover(エクスプローラのTAB化ソフト)でこの設定を忘れると、ボケるだけでなく画面が異常に大きくなります。

文字が滑らかじゃない

DPIスケールを無効化するとボケは取れたが、今度は文字がカクカクして読みづらい問題が発生した。そこで、フォントレンダリングエンジンを別のモノに変更した。今時はMacTypeを使うのが一般的っぽいのでMacTypeをインストールした。プロファイルはdefaultを使用した。

ニコ動がカクカクする

ニコニコ動画で動画を拡大して再生するとコマ落ちが異常発生し、カクカク動画となった。
結論にある通り、次の2点を行った。

  1. AdobeのサイトからFlash PlayerをDL&Installして、Chromeに標準搭載のFlashプラグインを無効化
  2. ニコニコ動画のパフォーマンス設定からハードウェアアクセラレーションを有効化

ただし、普通に考えるとChromeに標準搭載のFlashプラグインの方がパフォーマンスが高いはずである。なぜこの設定で症状が改善したのかは不明

サブモニターだとTweetDeck(Chromeアプリ)の表示が大きすぎる

私は普段からサブモニターにTweetDeckの画面を常駐させている。リストを9個同時に表示させたかったのだが、ChromeはDPIスケールを無効化しているため、サブモニターにWindowを持って行くと不必要に拡大表示されてしまう。非常に苦しい方法だが、OSによって150%に拡大される画面をChrome側で66.7%に縮小表示することで、元の大きさに戻すようにした。ただ、なぜか画面左側のテキストがボケる。

残された課題

『高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする』を無効にしているアプリは、相変わらず表示がボケボケである。モニター毎に拡大率が変わるのは大変良いが、どうにも見づらいためWindows側で改善されることを期待する(他力本願)。